セキュリティ視点でWebサイトのアクセスログを分析する重要性

Webサイトのアクセスログ(Apache・IIS・Nginx等の一般的なアクセスログ)には、訪問者のIPアドレス、訪問日時、リクエストしたページ(リクエスト行)、利用ブラウザ、リファラーなどの情報が含まれています。これをWebセキュリティの専門的な視点で分析することで、Webアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃の痕跡やその兆候、不正なログイン試行、一般ユーザーと違う異常なパターンの通信、自動化された疑わしいアクセスなどを抽出でき、様々なサイバーセキュリティ上のリスク回避・軽減に繋がります。

  • ・不正アクセスの早期検出と対応

    サイバー攻撃者は脆弱性を探してWebサイトにアクセスすることが多く、その際に特有の異常なアクセスパターンが発生します。アクセスログを分析することで、こうした不審なアクセスを検出し、早期に対処することが可能です。また、過去のログを参照することで、攻撃の発端や進行状況を把握し、さらなる被害を防ぐための適切な対応策を講じることができます。

  • ・サイトの脆弱性評価とセキュリティ強化のためのデータとして利用

    アクセスログを定期的に分析することで、特定のリソースや機能が攻撃者に狙われやすいかどうかを評価し、サイトの設計やセキュリティ設定を見直したり、アプリケーション改修のきっかけにすることができます。例えば、ログインページへの不審なアクセスに対して認証強化を検討するといった対応が考えられます。

セキュアなWebサイト運営の基本要素に

こうしたアクセスログ分析の重要性は、近年、様々なガイドラインでも取り上げられており、セキュアなWebサイト運営の基本要素として広く認識されつつあります。

たとえばIPA(情報処理推進機構)では、安全なWebサイト運用管理の基本原則として20ヶ条のチェックポイントを提唱しており、その中でログ確認の重要性の説明とログ分析ツールの紹介が行われています。

Webサイト運用管理の基本原則
とログ分析

業種・サイト種類別の最近の例としては、同じくIPAから発行されたECサイト向けのセキュリティガイドラインや、日本自動車工業会・日本自動車部品工業会によるサイバーセキュリティガイドラインのチェックシートでも、Webサーバアクセスログのセキュリティ分析の必要性について記されています。

ECサイト構築・運用セキュリティ
ガイドラインとログ分析

自動車産業サイバーセキュリティ
ガイドラインとログ分析

必要性とリソースのバランス

しかし、WebサイトやWebシステムを運営するほとんどの企業様がアクセスログの取得と保管を行っているにも関わらず、アクセスログを日頃からセキュリティ視点で活用できていない企業がまだまだ多いのが実情です。
特に、必要性は意識していながらも、「分析のための人手と時間が足りない」「分析に必要な技術がない」「ログの量が多い」といった理由から実施できていないケースが多く見受けられます。

Web攻撃ログ分析ツール「Loggol(ロゴル)」は、こうした必要性とリソースのバランスの問題を解決するために開発されました。
Webサイトのアクセスログの利用権限さえあれば、リーズナブルな価格で、知識やスキル、事前の準備など一切なしに、誰でも手軽にアクセスログのセキュリティ分析が可能となります。分析結果に関しては、セキュリティエンジニアによる専門的なサポートやミーティングでのご相談も提供しています。
※サポート範囲はプランにより異なります。

Loggolがアクセスログからどんな脅威の痕跡を検出できるのか、詳しくはこちらをご覧ください。

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